チーズの誕生話
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チーズとは、牛・水牛・羊・山羊・ヤクなどからとれる乳を原料とし、
凝固や発酵などの加工を施してつくられる、食品(乳製品)の一種類です。
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チーズ誕生にまつわる有名なアラビア民話があります。
「むかしむかし、砂漠を旅するアラビア商人は、羊の胃袋で作った水筒に山羊の乳を入れ、
ラクダの背に積んで旅に出かけました。
夕方、その乳を飲もうとしたところ、中から出てきたのは、透明な水と白い固まりで、
不思議だなと思いながら、おそるおそる口にしたところ、思いもよらない美味しさだったとか・・・」
この白い固まりが実はチーズだったのです。
この話、科学的に説明すると、羊の胃袋に含まれていた「レンニン」という酵素が乳を固め、
砂漠の熱い太陽とラクダの歩く振動によって脱水され、チーズの固まりができたのです。
これが、今のチーズ製造の基本原理となっています。

チーズの栄養
チーズは栄養バランスの取れた「万能食品」とも言われています。
チーズ100gを作るには、およそ1000mlの牛乳が使われます。
チーズには豊富なカルシウム、ビタミン、良質なタンパク質、脂質が含まれています。
カルシウム |
カルシウムは、丈夫な骨と歯をつくるために必要なミネラルです。
不足すると、骨折しやすくなり、骨粗鬆症という骨がすかすかした状態になってしまいます。
カルシウム不足は骨だけでなく、
高血圧症や動脈硬化、糖尿病を促進させ、精神にも悪影響を与えます。
イライラしたり、怒りやすい子供たちは、カルシウムのバランスが保たれていないと言われています。
牛乳に含まれているすべての有効成分が脱水し固形したチーズには、
わずか100gに牛乳6本分と同じカルシウムが含まれています。
また、チーズのカルシウムは、たんぱく質と結合した状態で含まれているため、
吸収されやすくなっているのも特徴です。
魚に含まれるカルシウムの体内への吸収率が約30%であるのに対し、
チーズは40〜80%と大変効率が良いです。
厚生労働省が定めるカルシウム摂取基準量は、
18歳以上の成人女性では1日600mg、妊婦・授乳婦では+300mg、+500gと決められています。
また許容上限摂取量は2500mgとなっております。
ここまで摂取するとカルシウムの取りすぎとなります。
厚生労働省の平成13年国民栄養調査よりますと、日本人は慢性的なカルシウム不足!
だから、カルシウム不足を改善するには、チーズがお勧めです。
チーズの種類によって含まれているカルシウムの量はもちろん異なりますが、
例えばプロセスチーズで100g中に630mg、
パスタなどに使って手軽に食べられるパルメザンチーズなどは、
驚くなかれ、100g中に1300mgものカルシウムを含んでいます。
チーズは、まさにカルシウムの宝庫です。
つまり、1日に必要なカルシウムは、
スライスチーズ5枚程度食べるだけで十分補うことができるのです。
(注:パルメザンチーズとは、パルミジャーノの英訳ですが、日本では粉チーズを総称してパルメザンチーズと呼びます。)

ビタミンB2&ビタミンA |
チーズはビタミンB2が豊富な食べ物です。
ビタミンB2は、細胞の再生や成長を促進する働きのあるビタミンで、健康な皮膚、髪、爪をつくります。
そのほか、脂質の代謝を促進し、糖質の代謝にも関係しています。
ビタミンB2が不足すると、脂質の代謝がスムーズにいかず、エネルギーになりにくくなります。
また、チーズには、ビタミンAが緑黄色野菜よりも多く含まれています。
ビタミンAは肌荒れ、肝臓病予防、眼精疲労予防、抗がん・老化防止の作用があり、
体に抵抗力をつけて免疫力を高め、皮膚や粘膜の健康を保つ役割を持っている大切なビタミンです。
(牛や山羊、羊、水牛にとって大好きな牧草は緑黄色野菜だから、
チーズに多く含まれるのも理解しやすいですね)

タンパク質 |
チーズは、良質なタンパク質源です。
たんぱく質(アミノ酸)とは体の構成成分で、細胞の基でもあります。
細胞を作るのにもっとも重要なもので、人間の体に不可欠な栄養素です。
血液、筋肉、酵素、爪、髪の毛、ホルモン、抗体など、すべてたんぱく質を原料としています。
たんぱく質は、約20種類のアミノ酸からつくられていますが、そのうちの9種類
(フェニルアラニン、ロイシン、バリン、イソロイシン、スレオニン、
ヒスチジン、トリプトファン、リジン、メチオニン)
※(面白い覚え方として、「風呂場椅子独り占め」、リジンのリジを取っています)
は、人間の体内でつくることができないので、食品から摂取しなければなりません。
チーズにはこの必須アミノ酸が全てバランスよく含まれています。
チーズのタンパク質が良質といわれるのは、
そのアミノ酸の組成だけでなく、消化・吸収率がよく、体にとても利用しやすいものだからです。
チーズのタンパク質の消化率は、ほぼ100%であるといわれています。
「チーズと言えば、やはりワイン」と、よくいいますね。チーズとワインの相性がいいだけではなく、
チーズの中にある必須アミノ酸であるメチオニンは、
アルコールの分解を促し、肝臓の働きを高める作用があります。
つらい二日酔いを避けるため、ワインを含めて、
お酒を飲むときにはぜひ☆チーズ☆を、おつまみとしてを一緒に食べましょう。
脂質 |
「脂質=太る」というイメージが定着していますが、チーズは太るというのはまったくの誤解です。
チーズの脂肪は微細な脂肪球で、さらに乳化されているため体に溜まることなく、
即座にエネルギーに変換されていきます。 さらにビタミンB2の働きにより、即エネルギー源となって、
他の食物の脂肪分を燃焼するのに使われます。

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