●昆布は近年のヘルシーブームの中、健康に良い食材として代表格です。
欧米で昆布を「 Sea vegetable (海の野菜)」と呼ばれるほど栄養素が豊富です。
カルシウム、リン、鉄、ナトリウム、カリウム、カロチンなどのミネラルがたっぷり含まれています。
(昆布に含まれるミネラルは牛乳の約23倍。カルシウムは約7倍、鉄分は約39倍…
「中学校技術・家庭科副読本 こんぶ」より)
●ヒトの身体に流れる血液やリンパ液は、海水の成分と似ていると言われています。
海で育つ昆布は、海の中にあるミネラルを吸収し、人間に有害な物はあまり吸収しないという
特徴があります。だから、他の食品に含まれるミネラルに比べ、昆布のミネラルは体内への
消化吸収率が高く、その約80%が体内に吸収されると言われています。
●近年注目されているU―フコイダンは昆布などの海藻類に含まれる多糖類の一種、
U―フコイダンはガン細胞を消滅させる働きがあると1996年に、宝酒蔵(株)バイオ研究所が
発表しました。また、U―フコイダンとともに発見されたF―フコイダンには、老化防止に有効と
言われているHGF(肝細胞増殖因子)の生産を 誘導する作用があることも発表されています。
●甲状腺ホルモンが不足すると、肌がカサカサしやすくなります。昆布には甲状腺ホルモンの
原料となるヨウ素(ヨード)がたっぷりと含まれ、適度な摂取は肌の新陳代謝を活発にします。
ただ食べ過ぎると甲状腺の機能低下を引き起こします。普通に食べる量では全く問題ありません。
食べ過ぎによる機能低下も摂取を一時やめるとすぐに元に戻って後遺症の心配もありません。
●日本人の3人に1人は、アトピー性皮膚炎や花粉症などのアレルギー症状を持つと
言われています。このアレルギー症状を抑える成分が昆布から見つかりました。
昆布に含まれる脂質に、アレルギー症状をおこすヒスタミンの分泌を抑える効果があったのです。
この成分は、水やお湯にはほとんど溶け出しませんから、アレルギー症状を抑えるには、
昆布の栄養素を体に適切に取り込むことが最も有効です。子供のアレルギーにお悩みの方は
是非、挑戦してみて下さい。
●昆布にはカリウム、ナトリウム、カルシウムといったアルカリ性の無機質が豊富に含まれています。
人の血液は微アルカリ性を保つように働いていますが、肉食中心の現代の生活ではどうしても
酸性に傾きがちになります。バランスを取るために昆布のような、アルカリの無機質を多く含んだ
食品を摂ることが大切です。そういう意味からも昆布は現代生活に最適な健康食品だといえます。
●昆布が白髪予防になるというのは、実は科学的な根拠はありません。
何故このようなことが言い伝えられているのかというと、昔、昆布に含まれているヌルヌルとした
アルギン酸を抽出し、石けん代わりに使用していたからです。この抽出物は”フノリ液”と呼ばれ、
これで髪の毛を洗うと垢をよく落とし、毛髪の艶をよくしてやわらげる効果があります。
また、奈良平安朝時代の女性が長い黒髪を整える時にもこのフノリ液を用いていたことから、
『昆布を食べると髪の毛が黒くなる』というイメージができたのかもしれませんね。
●昆布の日
(社)日本昆布協会では、昭和57年より「七・五・三」の日である11月15日を毎年「昆布の日」と
定めて、さまざまな行事を行っています。古くから子供たちの健康と成長を祝う「七・五・三」。
この日に栄養豊かな昆布を食べて頂きたい、太陽の光を吸って、驚くほどの早さでスクスク育つ
昆布のように、子供たちも育ってほしい、そんな願いも込めています。
また、7〜9月に収穫された昆布が消費市場に出回るのもこの時期です。11月15日の
「昆布の日」には、生産者も消費者もに自然の恵を喜ぶ収穫祭的な意味合いも込めているのです。
(社)日本昆布協会より
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