酵素とは体内から作られるタンパク質を主成分とした物質です。
人間の体内には約3000種類の酵素があり、体内でのほぼすべての化学反応に関わって
います。
食べ物を食べると、胃や腸にある酵素が吸収できる大きさにまで食べ物を分解します。
吸収された後は、酵素がそれを組み立て、変化させて、人体の材料やエネルギーを作り
出します。
酵素はその働きによって、消化酵素と代謝酵素の二種類に大別できます。
●消化酵素は、
食べ物を消化して、体に吸収したり蓄えたりしやすい形に換える働きがあります。
●代謝酵素は、
体内に吸収された脂質や糖質、たんぱく質を燃やしてエネルギーに換える働きがあります。
体内では、消化酵素と代謝酵素をあわせて、一定の量しか作られません。
そのため、消化酵素を浪費すると代謝酵素も不足します。
代謝酵素が減れば、脂肪や糖をスムーズに燃焼させる事が出来なくなる為、しだいに太って
きます。
酵素の特徴:
●生の物や発酵食品にしか含まれていません。
(冷凍食品・加工食品・インスタント食品には含まれていません。)
生の肉や魚、生野菜、果物には皆酵素が入っています。とはいえ、刺身はどうでしょうか?
最近の刺身用の魚は、船の上で一度冷凍してから出荷された魚を使用するのが一般的になり、
この場合の刺身は冷凍食品になりますので、酵素は含まれていませんよ!
では、みそ・納豆・糠漬けなどはどうでしょう?
このみそや納豆、糠漬けなどは発酵食品であり、酵素が豊富に含まれています。
この生の食べ物や発酵食品に含まれている酵素のことを食物酵素といいます。
●酵素は熱に弱い。
すごい働きをする酵素ですが、熱には弱いのです。酵素はタンパク質からできていますから、
熱に弱くほとんどの酵素は50〜60度の温度で成分が変成して働きがなくなってしまいます。
ちょうど生卵をゆで卵にした状態で、生卵には酵素はありますが、ゆで卵には酵素がありません。
つまり、加熱した食べ物に、酵素の働きはないということです。
このため、普段の食生活において、加熱したものばかり食べず、酵素の入っている食品も摂る
ように心がける必要があります。
●一つの酵素は一つの働きだけをします。
消化酵素のアミラーゼはデンプンを分解しますが、タンパク質は分解しません。
タンパク質はペプシンという消化酵素で分解されます。
このように酵素は仕事が決まっていて、特定の相手にだけ働きかけます。
たった一つの酵素が欠如すると病気が起こったりします。
たとえば、血友病やフェニルケトン尿症などで、先天的の疾患が多いようです。
最近では「酵素補充療法」という方法で治療が行われています。
●加齢とともに酵素は減っていきます。
若い人のアミラーゼは老人に比べて30倍も多いことが確認されています。
酵素自信もタンパク質分解酵素の働きによって、分解していますから、絶えず新しい酵素を
作っていないといけません。酵素を作る働きは、年をとるにしたがい衰えていきます。
●有害な物により減っていきます。(化学調味料、農薬、酒、タバコ、添加物、ダイオキシンなど)
たばこを吸ったり、お酒を飲んだり、スナック菓子、ファーストフード、加工食品、食品添加物、
薬、過食、ストレスなどで酵素が減っていきます。